●人文科学研究科<社会行動学専攻 博士前期課程/後期課程>文化、社会、伝統、異文化理解の観点から学際的研究に取り組む産業、交通、文化などの社会構造と、その変動の歴史的・理論的な解明、また国際化や少子高齢化に伴う社会問題への調査研究と、それを裏づける理論的・歴史的研究に、学際的に取り組む人材養成を目標としています。
社会行動学専攻は、社会学、社会人類学、社会福祉学の3分野において学生を募集します。
○社会学分野(前期/後期)[学ぶこと]
社会学教室は、激動する現代社会の、エスニシティ・ジェンダー・サブカルチャーなどの諸社会問題に、理論的実証的に接近し問題解決方法を探求しうる研究能力を持つ社会学研究者等の養成を教育目的としています。1955年に設置されて以来、約半世紀に亘って、多数の実証的調査研究の歴史を持ち、研究者も多数輩出しています。詳しくは次のアドレスをご覧ください。社会学分野のホームページ
http://www.hum.tmu.ac.jp/020.html○社会人類学分野(前期)[学ぶこと]
本教室は、社会(文化)人類学の研究者の育成と共に、アジア・アフリカ世界に関する幅広い知識を有した開発や国際協力分野の専門的職業人養成に注力しています。このような目的を達成する為、博士前期課程では、社会(文化)人類学の基礎的な理論・方法の習得を目指すと共に、地域研究を通じ現代社会が直面する諸課題に柔軟に対応できる実践力養成を重視しています。社会人類学分野のHP
http://sites.google.com/site/wwwshajin/○社会人類学分野(後期)[学ぶこと]
社会(文化)人類学の研究者の育成を第一の目標としています。文献研究、調査計画書の立案などの指導を行い、調査後に、収集資料の整理、学会誌への投稿論文、そして課程博士論文の提出を目標とした指導を行います。現在、大部分の院生が、日本学術振興会特別研究員制度や各国の長期留学制度を利用して、海外でフィールドワークに励んでいます。
社会人類学分野のホームページ⇒
http://sites.google.com/site/wwwshajin/○社会福祉学分野(前期)[学ぶこと]
本教室は、社会福祉制度・政策、社会福祉援助技術、社会福祉理論・学説、社会問題などの領域について、専門研究者の養成を中心とした教育を行っています。法律学、経済学、社会学、教育学などの隣接諸分野出身の教員が多く、学際的な教育を行うことで拠点校として多くの研究者を送り出しています。
社会福祉学のホームページ⇒
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/welfare/○社会福祉学分野(後期)[学ぶこと]
本教室は、わが国屈指の社会福祉学教育の拠点校として、長年にわたり多くの人材を輩出してまいりました。とりわけ後期課程は多くの大学・大学院から学生が集まり、自由な雰囲気の中で理論・学説研究、制度・政策研究、事例研究や計量的研究など、多岐にわたる社会福祉学研究にとりくみます。
社会福祉学のホームページ⇒
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/welfare/<人間科学専攻 博士前期課程/後期課程>文化、社会、伝統、異文化理解の観点から学際的研究に取り組む人間科学専攻は、心理学、臨床心理学、教育学、言語科学、日本語教育学の各教室からなり、人間の知覚・行動・表現と人間形成のあり方を実験的手法、臨床的研究、理論的・歴史的研究により総合的に探究します。
○心理学分野(前期/後期) [学ぶこと]
心理学分野は、臨床心理学分野と連携して人間心理の諸側面への研究・教育を行っています。本課程では両分野を、一つの分野として研究・教育します。「心理学分野」には、実験心理学・計量心理学・認知心理学・発達心理学・社会心理学という専門領域があり、良質の研究ができるよう養成を行っています。尚「臨床発達心理士」資格のための臨床実習は、この分野に属します。
心理学教室のHP ⇒
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/psychology/○臨床心理学分野(前期) [学ぶこと]
本分野は、博士前期課程における高度専門家の養成コースとして開設されています。心理臨床における専門性の学習を重視していますが、臨床心理学領域における研究者育成も目指しています。カリキュラムは、臨床心理士になるための指定校として認定された授業を備えており、さらに研究者を目指す者は、後期課程において研究・教育カリキュラムを受講する体制が整えられています。
臨床心理学のHP⇒
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/clinical/○教育学分野(前期/後期) [学ぶこと]
教育政策・制度、学校教育に加え、幼児教育・特別支援教育・社会教育・生涯教育・就学前教育・家庭教育・多文化教育・比較教育等を、国際的・地域的な視点を重視しつつ、多様で複雑化する社会の中での人間形成の課題について研究活動を行なっています。教育に関わる高度な専門職に従事するのに必要な研究能力と、その基礎となる学識を養うことを目指しています。
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/education○言語科学分野(前期/後期) [学ぶこと]
言語科学教室では、人間が生まれつき持っている言語を獲得する能力およびその生物学的基盤を明らかにする研究を行っています。いろいろな言語を分析し、そこから得られる言語の規則を手がかりに、ことばの発達、学習、障害に関する脳のメカニズムを明らかにしたいと考えています。脳科学からみた効果的な外国語学習法を探り、「いつ、何を、どのように学習するのがよいか」を一緒に明らかにしていきましょう。
○日本語教育学分野(前期) [学ぶこと]
私たちの研究室では、日本語とその教育について様々な視点から研究教育活動を行っています。日本人にとっての日本語、外国語としての日本語、歴史的に見た日本語、そして未来の日本語。研究分野で表すと、日本語教育学、第二言語習得論、日本語学、社会言語学、対照言語学、計量言語学、言語接触、比較文化論、教育工学(e-learning)などの範囲になりますが、どの分野でも少人数のゼミできめ細かい指導が受けられます。
<文化基礎論専攻 博士前期課程/後期課程>文化、社会、伝統、異文化理解の観点から学際的研究に取り組む文化基礎論専攻では、哲学・思想、歴史学、考古学、映像文化の諸領域にわたって、時代的には古代から現代まで、地域的にも欧米・アジア・日本の広い範囲にわたって、総合的に理解する人文学の基礎的知見の修得を目標としています。
本専攻には、哲学、歴史、表象文化論の3つの分野があります。
○哲学分野(前期/後期) [学ぶこと]
哲学教室は哲学と西洋古典学という二つの専門領域から成り立っています。哲学の教員の研究領域は西洋の哲学の全時代(古代から現代まで)・全分野に亘り、また西洋古典学の研究対象は古典ギリシア語・ラテン語それ自体およびそれらの言語で書かれた書物全般に亘ります。詳しくは以下をご参照ください。
哲学・西洋古典学のホームページ⇒
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/philosophy/○歴史・考古学分野(前期/後期) [学ぶこと]
歴史・考古学教室の特徴は、日本史・東洋史・西洋史・考古学という、地域・方法による個別の研究を行うだけでなく、人類史的な観点から総合的な歴史像の構成をめざすところにあります。さらに自然科学も含む他の研究分野との共同研究にも積極的に取り組んでいます。
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/rekishikouko/○表象文化論分野(前期/後期) [学ぶこと]
表象文化論教室では、この世界にあらわれ、私たちの感覚がとらえることのできる「かたち」のすべてとそれを生み出す構造を対象にした、従来の学問領域を横断する研究をめざします。とくに、映画・漫画・美術などの新しい読み方をさぐる視覚文化論、詩を中心とする文学を広い視野でとらえなおす言語メディア論、そして歴史・政治・社会における兆候としての「かたち」を分析する文化表象論を、三つの柱としています。
<文化関係論専攻 博士前期課程/後期課程>文化、社会、伝統、異文化理解の観点から学際的研究に取り組む文化関係論専攻は、今日、アジアにおける日本の位置を考える上でも重要なアジアと欧米の諸文化や言語を研究。日本との比較研究を通して、日本・アジア・欧米の文化をより深く理解することを目標としています。
本専攻は、アジア・日本文化論と欧米文化論の2分野から構成され、この2分野はさらに5つの教室からなっています。
○アジア・日本文化論分野 日本文学(前期/後期) [学ぶこと]
日本文学ではテクストの包括的な読解をふまえ、隣接諸学の成果も視野に入れつつ、既成の枠組みにとらわれない研究を目指しています。神話・伝承文学の表現論、古代から中世までを視野に入れた和歌文化論、近世小説の諸問題の探究、表象文化論的視角を取り入れた近現代文学の分析などを主要な研究テーマにしています。
日本文学のホームページもご覧ください。
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/abbas/index.html○アジア・日本文化論分野 中国文学(前期/後期) [学ぶこと]
専任、兼任を合わせて計10数名におよぶ教員の体制で、古典から近現代までの中国語学・中国文学ならびに中国の文化・風俗・サブカルチャーや朝鮮・ベトナム・東アジアに至るまで幅広い分野と領域をカバーしています。10万冊近い豊富な蔵書を存分に活用して勉学に専念できます。最近では研究に不可欠となった電子テクストやネット環境の面においても積極的に整備を進めており、ネットリテラシー教育にも力を入れています。
○欧米文化論分野 英文学(前期/後期) [学ぶこと]
イギリスとアメリカの言語文化と文学を教育研究の中心としながらも、アフリカなど英語圏の作家の作品も教育研究の射程に入れています。これらの地域の歴史と言語文化に関する幅広い知識の教授を行うとともに、学生一人一人がそこから、現代を創造的に生きるための問題を発見し、解決する能力を涵養することを目指しています。
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/english/○欧米文化論分野 ドイツ文学(前期/後期) [学ぶこと]
ドイツ文化は、ドイツ、オーストリア、スイスなどに共通して使用されるドイツ語を介して、それらの地域に独特の色彩を育み、近世・近代以来、音楽、文学、思想を始iめとしてあらゆる分野で個性的な担い手を輩出しました。ドイツ文学教室ではドイツ語およびドイツ文化についての包括的な教育・研究を目指します。また学生の自主性と創造性を重んじ、きめ細かな教育・指導を心がけています。
http://www.bcomp.metro-u.ac.jp/dokubun/○欧米文化論分野 フランス文学(前期/後期) [学ぶこと]
フランス文化は、ギリシャ・ローマの文化を継承した西洋文明の中核として、広く人間の精神について、さまざまな角度から、斬新かつ個性的な著作を世界に向けて発信しつづけてきました。そうした西洋文明の精髄にせまり、既成概念にとらわれない独自の考察を進めるのが、私たちフランス文学教室の目標です。詳しくはホームページをご覧ください。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/futsubun●社会科学研究科<法学政治学専攻 博士前期課程/後期課程>法学政治学専攻博士前期課程紹介法学政治学専攻は法律学分野と政治学分野とに分かれ、入試、授業、学位で異なっています。それぞれの分野が他大学の専攻に相当すると考えていただいて良いでしょう。共通するのは、優秀なスタッフと恵まれた学習環境です。分野ごとに院生研究室があり、全員に個席が与えられます。授業は教師1人に参加者が平均2〜4名の徹底した少人数の演習に加え、月に一度は研究会形式の総合演習が行われます。いずれの分野でも学界有数の優れた研究者が輩出されています。
○法律学分野(前期/後期) [学ぶこと]
法律学分野は、広い視野に立って精深な学識を究め、自立して研究活動を行ないうる法学研究者の育成を目指しています。高度化及び多様化している今日の法律学の各分野に対応した科目を多数開講するほか、分野を超えて議論する総合演習を設け、密度の高い研究指導体制を整えています。前期課程修了者には修士(法学)の学位が、後期課程修了者には博士(法学)付与されます。
○政治学分野(前期/後期) [学ぶこと]
政治学分野は、高度な専門能力と幅広い視野を備えた政治学研究者の育成を目指しています。政治学分野では、政治学の研究方法に関する基礎的な訓練を集中的に行なうことを重視した上で、学生の関心と進路に即した教育体制を整えています。前期課程修了者には修士(政治学)の学位が、後期課程修了者には博士(政治学)が付与されます。
<法曹養成専攻(2年履修課程/3年履修課程)>法曹養成専攻2年履修課程/3年履修課程の紹介本専攻(法科大学院)は、経済、政治の中心である東京において生ずる様々な法的問題・紛争に柔軟に対応できる法律家の要請を目指します。研究者教員による理論的な授業だけでなく、弁護士、検察官、裁判官などの実務家による授業も提供し、法科大学院の理念である理論と実務をバランスよく学ぶことができます。少人数によるきめの細かい授業を行い、自習室では学生一人一人に固定席を提供し、学生が主体的に勉強できる環境を整えています。また、成績優秀者への授業料減免なども整備しています。
○徹底した少人数クラス(3年履修課程)[授業]
1年次には、少人数クラスで、徹底的に基礎から学ぶことができます。半数近くが法学部以外、あるいは社会経験を有する学生ですが、各人に合った教育が受けられます。2・3年次にも、2年履修課程とあわせた少規模のクラスで、法曹養成教育に通暁した多くの教員が、1人1人の学生についてきめ細かな教育を行っています。
○きめ細かな教育指導(2年履修課程)[授業]
小規模のクラスで、法曹養成教育に通暁した多くの教員が,1人1人の学生についてきめ細かな教育を行っています。各教員のオフィスアワーには、予約等の必要なく参加し各自の進度に合わせた個別指導を受けることができ、それが、精選されたカリキュラムと相まって、新司法試験の高い合格率に結びついていると考えています。
○充実した自習室[施設・設備]
院生1人1人に書棚付固定席が用意され、勉強スペースが確保されており、この点は、学位授与機構による認証評価でも特に高い評価を受けました。法科大学院専用の建物であるため、ゼミ等を行う小教室や院生専用の図書室、PC室も設置され、学習環境が整っています。
○充実したオフィスアワー[先生・教授]
各教員のオフィスアワーには、予約等の必要なく参加することができ、各自の進度に合わせた個別指導を受けることができます。
○研究指導カリキュラム[カリキュラム]
リサーチペーパー(研究論文)作成のカリキュラムが用意されており、希望する院生は、各自の研究テーマに沿ったリサーチペーパーの作成について、研究者養成大学院と同等の専門的個別指導を受けることができます。
<経営学専攻 博士前期課程/後期課程>少人数教育で最先端の研究者と高度職業人を養成経営学専攻には経営学と経済学の最先端の研究者が所属しています。専任教員の8割以上が文部科学省(日本学術振興会)科学研究費補助金の代表者となっており(平成21年度)、全国の大学の中でも傑出しています。経営学専攻博士前期課程には研究者養成プログラム(南大沢キャンパス)と高度職業人養成プログラム(新宿サテライトキャンパス)の2つのプログラムがあり、いずれにおいても徹底した少人数の教育を提供しています。
後期課程では、それに加え、社会的・制度的・歴史的な幅広い視点を持ち、世界に通用する最先端の領域を切り開くことができる研究者の養成を目指しています。
○研究者養成プログラム(前期) [学ぶこと]
社会的・制度的・歴史的な幅広い視点を持ち、世界に通用する最先端の領域を切り開くことができる研究者の養成を目指しています。経営学と経済学の幅広い領域から科目が提供され、少人数教育で最先端の研究に取り組むことができます。
○高度職業人養成プログラム(ビジネススクール)(前期) [学ぶこと]
東京都の産業育成、経済の活性化に貢献し、もって国家レベルの産業競争力を強化・発展させていくために必要な起業者的能力・経営管理能力の育成と、組織・制度面で事業構想を実現できる人材の養成を目的としています。学生定員に比して専任教員の数が多く、少人数で親身の指導がおこなわれます。このプログラムは東京都庁舎に置かれた新宿サテライトキャンパスにおいて平日夜間と土曜日に開講しています。
●理工学研究科<数理情報科学専攻 博士前期課程/後期課程>新学問領域構成による研究・教育体制(前期/後期)本専攻は代数学・幾何学・解析学・情報科学の各分野の体系的理論の習熟と課題解決型テーマの相互展開と融合を目指し現代数理科学の最先端研究へ誘う事を目的としています。
基盤数理科学・広域数理科学・情報数理科学という新たな構成を加え横断的連携コアカリキュラムを有機的にクロスさせて教育・研究を行っていきます。
この研究体制のもとで数学的思考の訓練を重ねることにより高度な論理・情報処理能力を併せ持った独創性に秀でた研究者の育成や柔軟性に富む人材を広く輩出していきます。
自然科学をはじめとする諸学問の礎としての数学の特性をふまえると共に、本理工学研究科の特色を生かし電気電子工学、機械工学の応用面の分野と連携しながら、幅広い視野と深い専門知識の修得を目指します。
また、本来の総合的理学系の利点を生かし物理学、分子物質化学、生命科学と教育研究面での交流を通じて、現代社会が抱える緊急課題に挑戦していきます。
○基盤・広域・情報の3つのコアカリキュラム(前期/後期) [カリキュラム]
従来の4分野の分類方法に加えて,新たに基盤・広域・情報の3つの数理科学分野をコアカリキュラムに加えました。
a,基盤数理科学:純粋数学の最先端研究と先行するテーマの展開と融合。
b,広域数理科学:数学的課題の探索、その延長上での新しい数学・数理科学を開拓し発展させる流動的かつ複合的な研究。
c,情報数理科学:数理科学としての計算の理論、数理論理、アルゴリズムなど情報システム構築における高度な理論研究。
○人材育成と教育の理念(前期/後期) [その他]
1.本専攻では、a,基礎数理と情報数理の高い能力を持つ研究者b,他分野・異分野にも挑戦する意欲を持った人材c,基盤数理科学・広域数理科学・情報数理科学を遂行できる人材育成が目的です。結果、緊急課題に挑戦出来る人材の育成目指します。2. 本課程では、以下の教育を行う。
a,数理情報科学の広範な理解と専門知識の修得。
b,国際的視野で知識を把握する能力の修得。
c,課題解決に向け問題を統合的に処理する能力の修得。
<物理学専攻 博士前期課程/後期課程>物理学専攻の特色(前期/後期)物理学は自然の根源を追究し、そこにひそむ法則を探るとともに、自然界や物質から得られた知識を応用する学問です。本専攻では、「素核宇宙理論」、「物性基礎理論」、「粒子宇宙物理」、「物性物理」の4つの研究グループ体制をとり、超ミクロな素粒子から日常的なサイズの物質系、そして超マクロな宇宙までの広範な系を対象として、理論・実験の両面から研究教育を推進しています。各研究グループは、グループ全体の協力体制を強化しつつ、テーマごとにサブグループを構成し、研究教育を実施しています。さらに、理工学研究科の他専攻や、外部の研究機関とも密接に協力しながら、活発な研究を展開していることも特徴です。平成19-21年度は、分子物質化学専攻との共同で「組織的な大学院教育改革推進プログラム」に採択されています。
○物理学専攻における大学院教育・研究の特色(前期/後期) [その他]
素粒子・宇宙から物性物理にわたる物理学の主要分野を含み、理論・実験それぞれの専門家による多面的な講義を受けることができます。また、学問の各分野の最先端で活躍する研究者による研究指導を受けることができます。院生あたりの教員も多く、教員との距離が近いことは特徴の一つです。また、異なる分野間の院生の交流も盛んです。さらに、院生の提案研究採択や国際会議派遣など、院生の積極性を活かせる条件がそろっています。
○素核宇宙理論研究グループ(前期/後期) [学ぶこと]
物質のミクロな構造の解明や宇宙の成り立ちの研究を行っています。量子論や相対論など、現代物理学の成果を駆使した理論的研究により、原子内部の原子核、素粒子の構成要素、宇宙初期の姿の解明を目指しています。
○物性基礎理論研究グループ(前期/後期) [学ぶこと]
私たちが感じることのできるスケールの現象を、基本的な力学法則に基づいて研究し、ミクロとマクロを結ぶ一般概念の発見を目指しています。研究対象は身の回りの物質・現象全てであり、古典力学、流体力学、量子力学、統計力学、場の理論、計算物理学的方法など、様々な手法を駆使して研究をしています。
○粒子宇宙物理研究グループ(前期/後期) [学ぶこと]
極微の世界から宇宙まで、広範囲な研究対象を最新の技術を用いた実験手法によって研究しています。宇宙始まりの謎、素粒子の構造解明、原子分子の相互作用と特異な現象など、宇宙の進化と物質の正体の解明という物理学の持つ根本的な面白さを追求しています。
○物性物理研究グループ(前期/後期) [学ぶこと]
文明を支え、暮らしを豊かにする新しい物質群の設計・開発、そしてそれらの基礎的な性質の解明を通じて、世の中の発展に貢献することを目指しています。対象とする物質の種類や性質を調べる方法の違いにより、光物性、電子物性、ナノ物性I&II、粒子ビーム物性、ESR物性という6つのサブグループから構成されています。
<分子物質化学専攻 博士前期課程/後期課程>分子物質化学専攻の特色(前期/後期)本専攻は、基礎化学に立脚した最先端の研究を精力的に遂行すると共に、講義と研究を通して、化学という学問を体系的に学習した研究者を育成することを目指しております。化学は、そこで得られた知見が社会や市場に与える効果が大きな学問ではありますが、新しい技術、新しい商品は堅固な基礎の土台の上に構築されることは言うまでもありません。そこで、分子物質化学専攻では、化学を無機-分析化学、有機-生物化学、物理化学の三分野に分類し、これらを体系化させた合理的教育プログラムを実施しております。
尚、分子物質化学専攻では、[総学生数]÷[教官数]の数が欧米の大学院並みに小さいことを最大の特色として強調致します。このことは、大学院教育に不可欠と考えられる教官と学生との一対一の研究指導が高いレベルで達成されていることを意味しております。
○分子物質化学専攻の大学院教育・研究の特色(前期/後期) [カリキュラム]
本課程では,無機-分析化学、有機-生物化学、物理化学の三分野から様々な講義を提供し、大学院生は各分野を満遍なく学習します。同時に、論文作成や研究成果発表のような表現能力を向上させる講義を不定期に開講しています。これらの課程を通じて、学部教育では出来なかった化学の最新知識を身に付ける事が出来ます。論文作成のための研究は、10以上の研究室のどれかに所属し、指導教官によるマン-ツー-マン指導により実施します。
○無機-分析化学分野(前期/後期) [学ぶこと]
この分野では、無機元素を含む新物質の合成と機能評価、化学分析の量と正確さの極限を目指す新手法の開発とその応用を含んでおります。具体的には、放射性同位元素を含めた無機元素と有機化合物を組み合わせた無機-有機ハイブリッドシステムの構築とその評価、あるいは、極限の分析技術を利用した地球外物質や環境物質の分析と、分析データへの解釈等を研究しています。
○有機−生物化学分野(前期/後期) [学ぶこと]
炭素を骨格とした分子は、生体内は言うに及ばず、その分子設計性を利用した新物質の開発にまでが対象となっております。本専攻においては、揺動的なπ電子、あるいは、イオンと選択的相互作用をするσ電子を利用した機能性新規有機分子の合成、生体内で特異な機能を発現するタンパク質を核磁気共鳴法やプロテオーム解析法によって明らかにすることを目指しております。
○物理化学分野(前期/後期) 物理的手法を用いて化学の領域を開拓することは、既に前世紀初頭から一般的な手法として用いられています。本専攻では、相対論を用いた理論化学、光を利用した分子挙動や性質の解明、分子の集合体の構造、あるいはそれらの電気・磁気的性質の評価等、多彩な物理的手法を用いて多様な対象を研究しております。
<生命科学専攻 博士前期課程/後期課程>「研究力」ある人材の育成(前期/後期)生命科学専攻では、国際的視野を有し、創造力と応用力を備えた生命科学・生物学分野の研究者・企画開発者、教育者・経営管理者を養成するため、生命科学の基盤的な分野と先端的な分野の教育・研究をバランスよく推進し、生命科学の広範囲な分野において高度な問題発見能力と問題解決能力を備えた、高い「研究力」のある人材を育成することを第一の目的としています。
「研究力」とは、すでに存在する技法の適用にとどまらず、技法を独自に研究開発しながらそれを応用することができる能力を意味します。高い「研究力」は、研究者に限らず、産業構造の変化の激しい社会で活躍する高度な専門職に就くものにとって、今後ますます重要になります。生命科学専攻は、研究者の育成に加え、そのような社会における問題の解決に寄与する専門家の養成に取り組んでいます。
○生命科学の広範囲な分野が学べる研究室体制(前期/後期) [学ぶこと]
「研究力」を身につけるには、広範囲な知識、技術を修得し、そこから新しいことを考えることが必要です。生命科学専攻では、生物学・生命科学の広範囲な分野を学べるように、生物材料として、様々な動物、植物、微生物を扱っている研究室があります。対象としている生命現象も、分子・細胞・個体から、集団・種・生態系まで多岐に渡り、遺伝・発生・神経・進化・生物多様性などの様々な問題に取り組んでいます。
○自主的活動を奨励するカリキュラムおよび指導体制(前期/後期) [カリキュラム]
考える力をつけるため、自主的な研究、活動を奨励しています。研究室を越えた交流や共同研究、海外の研究室を訪問しての研究体験、学外でのアウトリーチ活動、インターンシップ活動などを組織的奨励・支援を行っています。また、それらを支える英語を含むコミュニケーション能力やバイオインフォマティクスの教育にも力を入れています。このような取り組みにより、企画力や経営管理力を培います。
○牧野標本館、小笠原研究施設、連携大学院(前期/後期) [施設・設備]
牧野標本館には、約50万点の学術的価値の高い植物の押し葉標本他が所蔵され、教育・研究のために活用することができます。また、小笠原諸島の父島には小笠原研究施設があり、世界的にも貴重な海洋島の自然の中で野外調査を行うことができます。さらに広範囲な先端研究を学べるように、東京都の研究所や理化学研究所などと連携大学院協定を結び、そこで研究を行うこともできるようになっています。
<電気電子工学域科 博士前期課程/後期課程>電気電子工学専攻の特色(前期/後期)本専攻では、電気電子工学分野に関する体系的・総合的知識基盤を持つ創造的な技術者・研究者の育成、および電気電子工学分野及び理工融合型先端分野における知の創造・体系化・蓄積・発信を基本理念としています。
そして、電気・磁気的現象に立脚した「機能発現」、「機能構成」、「機能評価・応用」の3つを電気電子工学における学問体系の主要な柱と位置づけ、これらの体系的・総合的知識に基づく問題解決・発見能力、リーダーシップ、さらには「工学技術を通じて人類の幸福に貢献する」という高い倫理観・使命感を兼ね備えた工学技術者・研究者の育成を目指しています。
○電気電子工学専攻の大学院教育・研究の特色(前期/後期) [カリキュラム]
教育課程の編成は、3つの基幹分野である電子材料・デバイス、電子回路・システム及び電気エネルギー・電磁応用に関する授業・演習・実験・ゼミナールから構成されています。これらの課程を通じて、電気電子工学分野の体系的・総合的知識の修得、体系的・総合的知識基盤の上に立った課題解決能力、及び課題設定・発見の能力の育成、および理工学分野に関する知識の修得、及び学際的教育・研究の積極的推進の達成を目指しています。
○電気エネルギー・電磁応用(機能評価・応用)分野(前期/後期) [学ぶこと]
電気・磁気エネルギーの発生・変換・蓄積・輸送・制御の一連のプロセスにおいて、高信頼・高効率・高密度・低環境負荷などの特徴を最大限に発揮させるための先端的な適用・評価技術の研究開発とその理論の体系化を教育・研究の柱としています。これらの成果を用い、数学・生物・化学分野と協力した産業・社会の持続的発展に有為な高度応用システム構築理論の構築や電磁エネルギー応用技術の研究開発を行っています。
○電子材料・デバイス(機能発現)分野(前期/後期) [学ぶこと]
基幹素材となる電子材料や電子デバイスの新機能(極限性能、耐極限環境、低環境負荷など)の探索と創成ならびに、それらを実現する最先端プロセス技術(薄膜作製技術、極微細加工技術、集積化技術など)、極限性能評価技術に関する研究開発と学問体系の構築を教育・研究の柱としています。これらの成果の体系化と物理・化学サイエンス分野と関連した新規基盤学問や先端機器創成技術へのフィードバックを行っています。
○電子回路・システム(機能構成)分野(前期/後期) [学ぶこと]
電気電子分野における回路論・機能分析・数理解析・特性改良・統合化制御技術を駆使した機能構成技術の構築、電子材料・デバイス等の機能発現要素技術へのフィードバックと極限機能・性能の実現を教育・研究の柱としています。これらを応用した新機能電子回路や装置の研究開発、及びこれらの成果の体系化と数学・生物分野と連携した新規基盤学問分野の開拓を行っています。
<機械工学専攻 博士前期課程/後期課程>ものづくり技術に貢献できる研究開発型の技術者・研究者を養成本専攻では“ものづくり”の先端技術分野に貢献できる研究開発型の技術者・研究者を養成します。資源に乏しい我が国では、“ものづくり”産業は極めて重要であり、環境に柔軟に対応しながらダイナミックな成長・発展が要求される“ものづくり”の先端分野において、次世代を担う創造的な人材、高度な専門性を有した人材ならびに国際性やリーダーシップを備えた人材の育成を目的としています。
このために博士前期課程では、少人数教育の中で、高度な教育研究指導の下、(1)確固たる機械工学の基礎知識に裏付けられた問題解決に繋げるための能力、(2)機械工学の研究課題について論文にまとめて発表するまでの基礎的な研究能力、(3)共同研究への参加及び国外の大学や国際会議等における研究活動を通して得られる国際的視野ならびにコミュニケーション能力などの修得を行います。
○機械構造物性工学分野(前期/後期) [学ぶこと]
金属、セラミックス、複合材料などの各種材料を用いた環境や生体にやさしい先進構造・機能材料の開発と評価、メゾ・マイクロスケールを対象とした材料変形挙動、機能特性の解明と加工への応用、ならびに宇宙航空用部材の材料開発と特性評価に関する研究を行っています。機械を構成する材料の強度、変形、破壊に関する力学、材料物性、加工、および評価技術に至る基礎から応用まで網羅し、ものづくりの基盤構築に寄与しています。
○熱流体工学分野(前期/後期) [学ぶこと]
熱と流体の流れならびにこれらの応用を研究しています。熱や流体の輸送現象を理解することによって、エネルギーの有効利用や各種機械装置の効率的な開発設計が可能になります。本研究分野では、従来のエネルギー関連機器はもとより、マイクロ・ナノスケールの熱流動、強磁場や電離プラズマの流れ、生体関連流動、光硬化樹脂やカーボンナノチューブ等の新素材の流れなどについて、実験と数値シミュレーションによる研究を展開しています。
○機械システム工学分野(前期/後期) [学ぶこと]
本研究分野では、機械力学、振動工学、制御工学等を基礎として、機械システムおよびダイナミクスに関連した研究を進めています。具体的には、機械の振動騒音解析、ヒューマンダイナミクス、非線形システムの制御、超精密機械、福祉工学など幅広い研究分野をカバーしており、研究、学生指導等において互いに連携しながら取り組んでいます。
○連携大学院(前期/後期) [その他]
主として流体機械分野の教育・研究分野を補完する目的で、機械工学専攻は(独)産業技術研究所(エネルギー技術研究部門、つくば)と連携大学院の協定を結んでいます。連携先の研究室では、博士前期課程の学生を受け入れ、分散エネルギーシステムや流体能動制御デバイスの研究を行っています。これらに関連した先端研究の内容は、大学院の講義で受講可能です。
●都市環境科学研究科<都市環境科学専攻 地理環境科学域 博士前期課程/後期課程>地理環境とは?(前期/後期)地理環境は、自然環境と人工環境とからなり、都市から地方、国土、大陸、全球まで、さまざまな空間的広がりを持っています。地理環境科学域では、過去から現在に至る地理環境と人間のダイナミックな相互関係について、一つの空間スケールで研究するだけでなく、異なる空間スケールで起きている現象相互の関連性の解明をめざしています。地球温暖化や経済のグローバル化など世界的規模で進行する現象をローカルな地域で研究する際、この視点は重要になります。
○充実した設備とスタッフ(前期/後期) [先生・教授]
東京都立大学大学院理学研究科地理学専攻を母体とする当学域は、日本の地理学教室の中でも最大規模の教員数と充実した設備を擁しています。自然地理学から人文地理学・地理情報学にいたる地理学の幅広い分野をカバーした研究と少人数教育は、前身である地理学専攻以来の特色になっています。
○6つの研究室(前期/後期) [カリキュラム]
地理環境科学域では、地形・地質学研究室、気候学研究室、環境地理学研究室、環境変遷学研究室、地理情報学研究室、都市・人文地理学研究室の6つの研究室に分かれて研究・教育活動を行っています。
○実践的なスキルの習得をめざしたカリキュラム(前期) [カリキュラム]
地理環境科学域のカリキュラムは、セミナーや実験・実習を通した外国語運用能力、プレゼンテーション力、GIS(地理情報システム)の技術に力点をおき、実践的なスキルの習得を重視しています。
○卒業後の進路(前期/後期) [就職・将来]
大学院修了者は、大学等の研究機関のほか、公務員、中学・高校の教員、民間企業など幅広い分野で活躍しています。より深く専門分野を学ぶ意欲のある人には、博士後期課程が用意されており、東京都立大学の時代から2009年度までに111人が博士の学位を取得しました。
<都市環境科学専攻 都市基盤環境学域 博士前期課程/後期課程>市民のための工学(前期/後期)都市基盤環境学(Civil & Environmental Engineering)は、文字通り、市民のための工学であり、「美しい国土・都市の建設」、「安全にして安心出来る生活の構築」、「豊かな社会基盤の形成」を目指す工学です。その役割は、橋梁やトンネルなど社会基盤の構築や維持管理、交通、上下水道などの都市インフラ施設の計画・建設、運用、整備・更新、さらに人々の生命や資産を災害から守る防災など多岐に渡っています。
○育成する人間像(前期/後期) [その他]
都市基盤環境学域は、このため、都市に派生する様々な問題(特に都市環境の維持・保全、地震・台風等の自然災害に対する防災)に主眼を置き、既成の概念にとらわれず総合的な視野と土木技術者として、主体的な判断、行動能力を有し、創造的な力を発揮出来る人材の教育・育成に努めています。
○教育方針(前期/後期) [その他]
都市基盤環境学域では「社会基盤」、「環境システム」、「安全防災」の3つの分野に焦点を絞って、以下の方針で教育を実施します。
(1) 基礎的および専門的な知識を十分に習得し、主体的に問題を発掘し、解決して行く能力を養う。
(2) ハードとソフトの両面から取り組み、解決する能力を養う。
(3) 連携研究機関や諸外国との共同研究を推進し、総合的な視野と合理的知性を持ち、指導的立場で社会に貢献出来る能力を養う。
○指導的立場で活躍する卒業生(前期/後期) [就職・将来]
開学以来、本コース(学部および大学院)の卒業生は、2000人以上となり、国、地方自治体、JR各社、建設、電力、ガス、鉄鋼・重工等のエネルギー部門、コンサルタント、教育・研究機関などで、土木技術の指導的立場で活躍しています。
首都大学東京を卒業する学生も、21世紀の社会に必要とされるシビルサーバント(市民への奉仕者)として、土木分野の指導的立場で、新メガシティの将来を先導出来る人材になることを期待しています。
<都市環境科学専攻 建築学域 博士前期課程/後期課程>建築学域(前期/後期)建築学専攻では、「持続可能社会における安全で快適な建築都市空間を美しく構築する」ための研究の推進及びそれを担う人材育成を目的としています。建築ストックを適切に維持管理しつつ安全・快適・魅力的な建築都市空間を創出していくための研究を行い、学術及び社会に貢献します。また、建築に関する幅広い理論・知識・技術・研究能力を修得し、建築的問題を総合的に解決する能力及び高い専門性を持つ人材を育成します。
<都市環境科学専攻 都市システム科学域 博士前期課程/後期課程>「都市科学」の学位が取得できるのはここだけ(前期/後期)「都市システム科学域」は我が国で唯一、「都市科学」の学位を取得することができる大学院です。従来、都市に関する学問は、「都市工学」、「都市計画学」、「都市経済学」、「都市社会学」、...といった分野別に存在しておりますが、本学域では、それらを「都市空間システム」と「都市社会システム」として横断的な位置づけ、学際的なアプローチから都市を総合的に極める新しい「都市科学」の創出を目指しています。
○多様な分野・多様な教員(前期/後期) [カリキュラム]
上記の理念に加え、都市の人間の活動、建物等の物的環境、都市・地域情報等を通して複雑多様な都市問題を科学的に追究し、良好で秩序ある都市環境を創造するという現実的な目的のもとに、学際的・多角的な研究推進と人材育成を行っています。教員の専攻は、建築学、都市計画学、都市防災学、都市経済学、都市政治学、都市社会学、公衆衛生学等多岐に及び、幅広い研究に触れ、多様な知識や技術を身につけることができます。
○多様な大学院生(前期/後期) [学生]
都市システム学域では、その前身の「都市科学研究科」(1994年発足)時代からいち早く、社会人特別選抜、外国人特別選抜を実施しています。院生は他大学出身者が大半(3分の2以上)を占め、年齢層も多岐(2008年度までの在籍実績では22歳から66歳まで)に及び、東アジアを中心として留学生も多く(平均して全体の約20%)在籍しています。また、自治体等からの研修員も受け入れています。
○修了後の活躍へ(前期/後期) [就職・将来]
上記の都市科学研究科時代から2008年度までに、すでに224名の修士号取得者、43名の博士号取得者を社会に送り出して来ましたが、修了生は大学教員、公務員、民間シンクタンク研究員等として、いずれもそれぞれ第一線で活躍しています。
○結論:未来型大学院(前期/後期) [その他]
つまり、都市システム科学域は実態としての都市がそうであるように、あらゆる意味で多様性を包摂し、オープンであり、かつ全国的にみても極めてオリジナリティの高い大学院です。単に新しい技術を使えば新しい大学院ができるというわけではありません。教員スタッフや大学院生の意識の新しさこそが最も重要です。この意味で都市システム科学域は、新時代にいち早く適応した大学院の姿をすでに実現していると言えるでしょう。
<都市環境科学専攻 分子応用化学域 博士前期課程/後期課程>分子応用化学域の目指すもの(前期/後期)工学に軸足をおいた化学は,基礎化学を中心としてナノテクノロジー・エネルギー・ライフサイエンスなどを包含した広大な応用分野を対象としており,人類に多くの恩恵をもたらしてきました。当学域では,人類が,人類を含めた生態系・地球環境と共生しながら,有限な地球資源・エネルギーのもとで持続的に発展していくための基盤となる21世紀の化学を指向し,それに貢献できる資質をもった人材を育成することを目的としています。
○11研究室を基軸とする教育研究体制(前期/後期) [カリキュラム]
本学域は11研究室から構成され,充実した教育研究体制を擁します。これを軸に,分子から高分子・マクロスケールの材料に至る空間軸と化学反応・構造化・物質循環という時間軸を縦貫・横断する学問体系を築いています。
○充実した研究設備(前期/後期) [施設・設備]
本学域では,ミクロな現象を高感度かつ短時間で検出するためにいくつかの大型分析機器・装置を保有しています。また,それらを共通スペースに集め効率的な利用ができるように工夫されています。これらの機器は大学院の研究に広く活用されています。また,大型装置や高性能分析機器などは,全学共通研究施設で管理され,他の領域と共同で運用されています。
○卒業後の進路(前期) [学ぶこと]
化学系を中心とする主要企業にほとんどの大学院修了者が就職しますが,博士後期課程に進学し,さらに研鑽を積む修了者もいます。
<都市環境科学専攻 観光科学域 博士前期課程/後期課程>今、観光が熱い!(前期/後期)観光の現場で最も不足している観光計画の企画立案や、地域全体の価値を高めるための総合的なマネージメントを行うことができる観光のリーダー、そしてレンジャー等の自然環境の保護・適正利用を担う先導的・実践的人材を育成します。従来の観光学に、地理学・生態学などの理学的方法や都市計画・歴史的遺産の保存や活用などの都市工学の方法、また、観光地のデータベース作成や情報発信などの情報学の手法を導入した、全く新しい「観光科学」を学ぶ学域です。
○自然ツーリズムと文化ツーリズムの2本柱(前期/後期) [学ぶこと]
観光科学域は自然ツーリズムと文化ツーリズムの2領域の柱と、それらをつなげる観光政策・情報領域から成り立ちます。研究領域には、「観光計画」、「観光まちづくり」、「観光情報」、「地域環境」、「環境生態」があります。集中講義を中心に土・日・祝日や夜間に開講される科目も多く、今年度も4名の社会人学生の方が仕事の傍ら学んでいます。
○実践的研究を重視(前期/後期) [カリキュラム]
理論的・解析的な研究とともに、フィールドワークやプロジェクトラーニング(PBL)、およびインターンシップなどの演習を導入している点も、観光科学域の大きな特徴です。具体的な課題を徹底的に実習することを通じて、論理的に考え、実践的に行動できるツーリズム研究のエキスパートの養成を目指します。
○充実した学習、教育環境(前期/後期) [施設・設備]
東京を中心に様々な地域や町が教育、研究活動の場となりますが、生態学的研究などを行うための実験設備もあります。また、学生のためのワーキングルームなどを準備し、統計解析をしたり、GIS、地図解析などの情報分析を行うことができます。
○ECO-TOPプログラムの実施(前期/後期) [制度]
観光科学域は東京都が創設した自然環境保全を担う人材育成・認証制度「ECO-TOPプログラム」の第1号として認定を受けました。現場に学び、地理・生態学を中心とする体系的なカリキュラムと、一般教養を身につけることにより、ローカルな現場からグローバルに問題認識のできる人材を育てます。知識と現場に根ざした野外調査を融合した実践的なカリキュラムにより、幅広い専門知識とアクティブな行動力を備えた人材を育成します。
●システムデザイン研究科<システムデザイン専攻 ヒューマンメカトロニクスシステム学域 博士前期課程/後期課程>メカトロニクスを越え、次世代を担う科学技術者を養成(前・後)メカトロニクスとは、「メカニクス(機械)」と「エレクトロニクス(電子)」を組み合わせた技術であり、今日の生活と産業を支える基盤技術です。ヒューマンメカトロニクスシステム学域では、メカトロニクスの基盤をなす主要な工学を学び、それらを現在発展を続けている先端的な工学分野に適用してゆく方法を学びます。そして学域を「知的システム制御」、「知的システムデザイン」、「生体システム工学」、「機能デバイス」の4つに体系化し、メカトロニクス、バイオメカニクス、制御工学、ロボット工学、設計工学、ナノテクノロジを学修してゆきます。
前期課程では、これらの4分野を広く学修するカリキュラムが用意され、専門分野の研究指導とあわせて幅広い応用力をもつ人材を育成し、後期課程では専門分野で高い応用力を有する研究者の育成を目指しています。
○産学連携の研究プロジェクト演習(前期) [授業]
学域独自の産学連携プロジェクト演習科目が設けられており、毎年多くの学生がプロジェクト演習に取り組んでいます。本科目は、大学で定めた課題(具体的な工学問題)を、学生グループと協力企業で連携して解決するものであり、1) 研究分野の異なる教員・学生の交流が推進される、2) 産業界における技術者の活動を知ることができる、など多くのことを学ぶことができます。
○4つの横断分野の学修(前期/後期) [カリキュラム]
学域を、「知的システム制御」、「知的システムデザイン」、「生体システム工学」、「機能デバイス」の4つに体系化し、カリキュラムを整備しています。そして、これらの分野の科目群を学ぶことにより、メカトロニクス、バイオメカニクス、制御工学、ロボット工学、設計工学、ナノテクノロジなど有用な知識と実践力を身につけることができます。
○産学連携の研究プロジェクト演習,海外インターンシップ(後期) [授業]
学域独自の産学連携プロジェクト演習科目が設けられており、毎年多くの学生がプロジェクト演習に取り組んでいます。本科目は、大学で定めた課題(具体的な工学問題)を、学生グループと協力企業で連携して解決するものです。また、海外インターンシップにより、外国企業の技術部門に一定期間滞在し、応用分野の実践力とコミュニケーション能力を磨くことができます。
<システムデザイン専攻 情報通信システム学域 博士前期課程/後期課程>情報通信システム学域(前期/後期)情報通信に関わる技術は、医療・福祉から交通、教育、アミューズメント、さらには宇宙開発に至るおよそ現代社会すべての根幹をなします。情報分野と通信分野は一体として発展しており、これらの分野を融合した教育研究が強く求められています。本学域ではこれらの分野を一体化した上で、情報の獲得・加工・管理のための基盤技術としての「情報システム分野」、情報の円滑な流通を実現するための基盤技術を扱う「通信システム分野」、それら情報通信インフラストラクチャの上に高付加価値の情報処理の実現を目指す「メディア情報処理分野」の形で再編成し教育研究を行います。情報通信関連分野の高度な専門教育と先端的な課題研究を通して、情報通信システムについての最新かつ実践的な知識と研究開発能力を有する、ダイナミックな進展を続ける高度な知的社会の構築に貢献できる人材の育成を目指します。
○「底力」のある技術者を育てる(前期/後期) [学ぶこと]
情報通信システム学域では、高度情報化社会を支える基盤技術としての情報システム工学、通信システム工学関連の技術、および我々の生活や産業活動の様々な側面を支える多様な情報通信アプリケーションの基礎をなすメディア情報処理技術を幅広く学ぶことを目標としています。また、絶えざる技術革新が進む情報通信システム工学分野において、新技術の創成をリードしうる技術者の養成を目指しています。
○学問分野のキーワード (前期/後期) [学ぶこと]
高信頼度の通信技術や高速大容量の情報伝送技術、高度な情報技術を駆使した信号処理技術、情報ネットワーク技術や情報セキュリティ技術、高性能、高信頼度のコンピュータシステム、大規模のデータから必要な情報を取り出す知識/知能情報処理技術、誰にでも簡単に扱えることを目指す知的インタフェース技術等といった、情報の円滑な流通から高度な処理に至るまでの分野複合的な学問領域にまたがる総合的な教育をおこないます。
○他の教育研究機関との連携(前期/後期) [その他]
都の設置する大学として、都立の工業高専・高等学校や研究機関等の職員の研修や学位修得に寄与することも本学域の担うべき役割です。産業界が求める高度IT技術者の養成を目指す産業技術大学院とは、情報通信に関する教育面で連携するとともに、都立産業技術研究所とも連携して東京都のシンクタンクとしての機能を担うことを視野に入れています。
<システムデザイン専攻 航空宇宙システム工学域 博士前期課程/後期課程>次世代科学技術を担える技術者、研究者を養成(前期/後期)近年の航空宇宙技術のめざましい進歩は、航空機による長距離高速大量輸送やスペースシャトルによる宇宙往還飛行を可能にし、さらには国際宇宙ステーションの実現にまで及んでいます。本学域では、航空機・宇宙機の要素技術やシステム設計技術ならびに宇宙環境利用技術の研究教育を行います。課題解決力と豊かな応用力、さらに国際的視野と次世代科学技術の発展にチャレンジするエンジニアリング・マインドを持ち航空宇宙分野をはじめとして様々な先端産業分野で活躍できる技術者、研究者を養成します。
前期課程では、幅広い視野を持った人材の育成を指向するという基本方針に沿って、専門研究分野に加え、他分野の講義をも受講するよう指導しています。
後期課程では、様々な問題に積極的に立ち向かう意欲と能力を持ったアグレッシブな研究者を育成するよう指導します。航空宇宙分野では国際学会や国際学術誌に研究成果を公表することが必須となります。
○5つの航空宇宙研究教育分野(前期/後期) [カリキュラム]
航空機、飛翔体の飛行や推進の基礎となる「航空宇宙流体力学分野」、航空宇宙用の複合材料や高温耐熱材料についての「航空宇宙材料工学分野」、宇宙機や構造体の力学と振動制御を扱う「航空宇宙構造制御工学分野」、航空機・ロケット・衛星などの推進技術に関する「推進システム工学分野」、宇宙通信やリモートセンシングなどの観測情報技術など宇宙空間の実利用に関する「宇宙利用工学分野」の5分野から成ります。
○充実した実験施設を活用して(前期/後期) [施設・設備]
航空宇宙工学の研究教育には実際の装置を使った実験・研究が欠かせません。様々な空力性能試験が可能な大型回流式風洞や音速より速い流れを作り出す超音速風洞、ジェットエンジン・小型ロケットエンジン運転設備、高真空の宇宙環境を実現できる大型真空チャンバー、高温疲労試験装置、レーダ観測実験のための Polarimetric Active Radar Calibrator など、多方面にわたる実験・計測装置が設置されています。
○他の研究機関と研究教育面で連携(前期/後期) [その他]
連携大学院制度により、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、情報通信研究機構(NICT)において、最新の研究施設を利用した大学院の研究教育指導を受けられる体制を整えています。
<システムデザイン専攻 経営システムデザイン学域 博士前期課程/後期課程>総合的観点からの経営システムを構築する先駆的な研究と人材育成経営システムデザイン学域では、従来の管理技術に加えて工学と経営の融合を考え、特に、人とシステムのインタフェースと経営を取り巻く社会への関心に充実を図り、より総合的な観点からのシステム設計のための教育と研究を行っています。理工系に属する学域として、経営サイドではなくあくまで経営工学サイドからシステム構築の根幹に関わることを目指し、人や都市社会の特性に配慮した総合的な観点から経営システムの設計・管理を担う人材を育成することを目的としています。
前期過程では、マネジメント工学、人間工学、社会システム工学の3分野の知識を深める講義と研究を発展させる研究指導を行い、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力の向上を目指して学会発表・技術交流を推進しています。本学域では、国外で活躍できる人材の育成を目指し、国際学会や国際学術誌に研究成果を公表することを推進しています。
○3つの経営システムデザイン研究教育分野(前期/後期)[カリキュラム]
本学域では3分野を構成し、物の開発・製造から物流までを統一的に捉えた経営システム設計「マネジメント工学分野」、人間の特性に配慮した生産システムや福祉システム設計「人間工学分野」、情報社会と人との結びつきを考慮したシステム設計「社会システム工学分野」に関わる教育・研究を行っています。
○産学公一体の理論と実践両面からの教育・研究(前期/後期)[その他]
よいサービスやよい製品を設計・製造し、社会への提供、働きやすい環境整備、産業活動と環境の協調といった課題を解決できる人材を育成するために、複雑な社会の特性を解明して企業の経営活動を支援する研究を推進しています。そのため、公的な教育・研究機関、産業界との連携を1つの特徴に産学公一体となった理論と実践の両面からの教育・研究を行っています。
<システムデザイン専攻 インダストリアルアート学域 博士前期課程/後期課程>人間と世界を結ぶインターフェースを目指して(前期/後期)情報技術の進歩や世界規模のグローバリゼーションの進展によって、わたしたちの社会や産業システムは大きな変容を遂げようとしています。さらに、地球環境全体の深刻な問題にも直面しながら、近代的なインダストリアル社会だけではなく、ポスト・インダストリアル的な新しい価値創造も必要とされているのです。こういった時代の転換期において、本学域では人間と世界を結ぶ技術的・感性的なインタフェースや豊かなコミュニケーションを支えるシステムに関する新しいタイプの創造・研究・実践を通じて、さまざまな問題解決に向けて創造的に挑む新たな担い手を育成する場を目指し、平成22年度から新たに設置されました。
○2分野からなる研究(前期/後期)本学域の構成は、交通機関・工業製品・空間などのデザインや人間工学から人と環境双方に役立つものづくりを展開する「プロダクトデザイン分野」と、先端メディア・テクノロジーや芸術活動を通じて新たな感性コミュニケーションを創出する「メディア創生分野」の2つの研究分野から成り、両分野が互いに連携することによってさらに大きなシステムを研究対象としていきます。
○システム的連関の担い手を育成する研究拠点として(前期/後期) [その他]
2つの分野は、人と人を結ぶコミュニケーションをはじめ、人間と自然、人間と社会など、私たちと世界のより良い関係を技術を通じてデザインしていくと共に、各分野が連携することによってさらに大きなシステムを研究対象としていきます。インダストリアルアート学域は、工学的かつ文化的な基盤をひとつにすることで、情報メディア時代のアート&デザイン領域の新しいタイプの研究者や創造・研究・実践の担い手の育成を図ります。
○産業・政策の連携で新たな価値を創造・発信する(前期/後期) [その他]
本学域における教育と研究は、地域・社会や産業・政策との具体的な連携を核として、新たな価値やコミュニケーションの可能性を創造しながら、その成果を積極的にプロデュース・発信し、21世紀社会をリードしていくことを目指します。さらに、博士後期課程では、アート&デザイン領域における先進的研究者の育成と、実践的な制作を通じて国際的な水準で高く評価されるデザイナーの養成を目標としています。
●人間健康科学研究科<人間健康科学専攻 看護科学域 博士前期課程/後期課程>豊かな長寿社会を構築する科学とアート(前期/後期)看護科学域の理念は、大都市で生活する人々および地域の「健康」をテーマとし、看護科学の研究、教育を通じて個人と集団の「健康」に寄与し、生活の質の向上と活力ある長寿社会の実現を目指すことです。目的は、1.看護科学の探究、2.高度実践専門家の育成、3.看護学の教育者・研究者の育成です。特色は、大都市における「健康」をテーマとしている点です。そしてこれを可能にするのは、看護学の科学的探求と看護実践の質を深めるアートといえます。現在博士前期・後期課程には、看護倫理・管理学分野、育成期看護学分野、成熟期看護学分野、広域看護学分野があります。また前期課程の小児看護学、高齢者看護学、在宅看護学においては、高度な看護実践専門家を育成する専門看護師(CNS)コースがあります。博士後期課程においては、看護科学の発展と、保健・医療・福祉分野で人々の「健康」課題解決に寄与する研究者および教育者のリーダーを育成します。
○育成期看護学分野(前期/後期)[学ぶこと]
育成期看護学分野は母性看護学領域と小児看護学領域で構成されています。母性看護学領域では、周産期及び女性の生涯を通した健康に関する問題に取り組み、助産師の専門性に関する研究として熟練助産師を対象に認知課題分析法を用いた熟練助産師の技を他の助産師が活用する研究や、10代の妊娠・出産・子育てに関する研究を行っています。
小児看護学領域では、まず、小児看護学領域で重要と考えられる概念や理論を理解します。その後、子どもの発達や健康に関する課題とその影響について家族を含めて捉え、査定をする技術、方略を追求し、看護実践能力を高めることを目指しています。さらに、小児看護学における研究の動向と課題を明らかにしたうえで、各々が主体的に研究課題に取り組んでいます。
○成熟期看護学分野(前期/後期)[学ぶこと]
成熟期看護学分野は成人看護学領域と高齢者看護学領域から構成されています。「活力ある長寿社会」の推進のため、成人期にある人々の生活習慣病、認知症等様々な健康課題の解決にむけて理論、方法論などを総合的に探究しています。特に若年認知症ケアに関する看護方法と地域ケアプログラム構築、災害要援護者への看護支援方法、高齢者のリスクマネジメント、がん患者の自己効力感等の研究に取り組んでいます。
○広域看護学分野(前期/後期)広域看護学分野は、地域・在宅看護学、地域精神看護学、地域看護活動評価論の3領域から構成されています。それぞれの領域では、地域における最新の課題解決のために諸理念、理論、研究方法を学習し、課題解決のプロセスと看護実践評価方法等について探究しています。
地域・在宅看護学領域においては、医療機関から在宅ケアそして地域社会へと看護活動を広げ、様々な健康ニーズに応える看護職の研究活動の基盤となる能力を養成するコースを整備しております。「地域看護学特論」「地域ケアシステム看護論」の講義と演習では、地域ケアシステムにおける保健活動と事業評価、他職種との連携などを柱に学生の活動フィールドにあった調査研究の方法を学ぶことができます。「在宅看護学特論」「家族発達看護学特論」では、在宅をフィールドとした看護職の実践と研究が探求できるような講義と演習が組まれており、最近は「在宅ホスピスケア」を中心とした教育・研究を実践と協働しながら行っております。特に在宅看護学領域では、博士前期課程に論文コースとCNSコースがあり、CNSコースは日本看護系大学協議会において在宅看護専門看護師教育課程として国内の大学で初めて認定を受けたコースです。平成21年度に国内で最初の在宅看護専門看護師が本研究科から誕生しております。
○看護倫理・管理学分野(前期/後期)[学ぶこと]
看護倫理・管理学分野は、看護学の高度な知識と技術を統合し、倫理的な配慮に基づく良質な看護サービスを効率的に提供するための基盤となる分野です。看護実践における倫理的課題解決および「質の保証」を可能にする看護提供システム等について総合的に研究しています。
○専門看護師(CNS)コース(小児看護・在宅看護・高齢者看護)[学ぶこと]
小児看護CNSコースでは、高度化する医療や多様化する価値観のなかで、子どもの権利を尊重し、子どもとその家族が主体的に闘病に取り組むための援助ができる小児看護専門看護師を育成しています。子どもが病気や障害をもつことによって生じる子どもと家族の変化について査定する方法、査定によって明らかになった看護上の問題に対して援助する方法など、講義やゼミを通して小児看護専門看護師に必要な知識を習得するとともに、小児看護専門看護師の指導のもとで実習を行い、より実践に応用できる知識と技術を学ぶことができます。
在宅看護CNSコースでは、在宅看護に関する卓越した能力を高め、社会に貢献できる人材を育てています。在宅でのリハビリテーション、医療処置、緩和ケア等の最新知識をふまえて、療養者と家族を対象に、医療機関における看護・退院調整、外来看護、在宅療養の看護の実践的学習と実習を行います。また、在宅看護の推進に必要な地域のアセスメント・ケアシステム作り、訪問看護ステーションの管理や運営、質改善について考察を深めます。
高齢者看護CNSコースでは、高齢者の健康の保持増進と健康課題の解決に向けて、効果的・効率的に対応できる高度実践専門家(CNS)を養成します。高齢者に対し高度な知識と技術を用い、倫理的配慮を行いながら、組織で他職種と協働できる看護専門職としての能力を育みます。特に、介護予防を推進するために認知症高齢者への良質なケアを提供する力と、ケアの質保証のためのリスクマネジメント力を備えた看護専門職のリーダーを育成します。
<人間健康科学専攻 理学療法科学域 博士前期課程/後期課程>理学療法科学の創造力と応用力を身につける(前期/後期)少子化・高齢化の中で,慢性疾患や生活習慣病などによる身体の障害予防や機能回復に関する高度な理学療法専門技術の研究開発、人々の健康づくり・社会参加の促進に関する地域医療や保健福祉サービスなどに関する研究の必要性が高まっています。そこで本科学域では、臨床科学技術に関することや、小児から高齢者までの人々が抱えている具体的な健康・障害に対する理学療法の知識・技術と科学的思考能力を体系的・総合的に学び、専門職の発展に向けて創造的・科学的思考に基づき自律した行動能力を持つ高度実践専門家や教育・研究者の養成を目指します。また、本研究科では「昼夜開講制」を採用しており、昼間は理学療法士などの医療職として現場での経験を蓄積し、夜間にはそれらを活かしつつ理学療法科学研究を進めることができ、臨床と研究の有機的展開を図ることが可能です。
○教育・研究における4つの柱(前期/後期) [学ぶこと]
理学療法科学域には、『身体機能回復理学療法学』・『運動障害分析理学療法学』・『地域理学療法学』・『先端リハビリテーション科学』の4分野があります。これらの分野での学びを通して、活発な研究活動を展開し、理学療法科学の創造力と応用力を備えた人材を育成します。
○理学療法学の治療法の研究・開発(前期/後期) [学ぶこと]
身体機能回復理学療法学分野は、徒手理学療法学と内部障害理学療法学の2領域で構成されています。小児から高齢者までの理学療法学の治療法の研究と開発を行います。
○運動障害の科学的分析と評価の開発(前期/後期) [学ぶこと]
運動障害分析理学療法学分野は、小児運動障害・成人運動障害・高齢者運動障害の3領域で構成されています。小児から高齢者までの身体運動障害を科学的に分析し、妥当性のある理学療法評価方法の開発を行います。
○地域理学療法の理論と治療法の研究・開発(前期/後期) [学ぶこと]
地域理学療法学分野は、大都市東京の特異性を反映した地域理学療法学の理論および治療法の研究と開発を行います。
○リハビリ科学の理論と治療法の研究・開発(前期/後期) [学ぶこと]
脳機能分析など理学療法に関連した先端リハビリテーション医学領域の理論および治療法の研究と開発を行います。
<人間健康科学専攻 作業療法科学域 博士前期課程/後期課程>幅広い知見を学び自ら問題を発見する力をつける(前期/後期)人の心身諸機能と生活環境の両側面から最新の知見を学び、自ら問題を発見し研究開発する能力と、科学的な思考と探求力に基づき、保健医療福祉サービスの充実のために貢献する行動力を備えた高度実践的専門家及び教育・研究者の育成を目指します。具体的には、身体障害者の生活支援、脳機能障害の作業療法、など、幅広い領域分野での科目を受講できます。研究の方法論も、探索的、記述的など様々です。作業療法学は“人”と“モノ”と“環境”をつなぐ学問領域です。臨床の現場での疑問を、これまでに得られた研究疑問について自身の手で明らかにしたいと考えている人は、ぜひ作業療法科学域へ!
後期課程では身につけた力をさらに磨き、自ら問題を発見し新たな治療や援助の手法を研究開発する能力と、科学的な思考と探求力に基づき、保健医療福祉サービスの充実のために貢献する行動力を備えた高度実践的専門家及び教育・研究者の育成を目指します。
○身体障害作業療法学分野(前期/後期) [学ぶこと]
身体障害のある人の機能、活動、参加とその障害について、作業活動と環境、個人の生活という総合的な視点から学び、評価・支援するための方法論を研究します。今までの研究テーマ:「作業療法における作業選択と興味に関する研究」、「国際生活機能分類による就労維持要因の分析と作業療法の役割に関する研究」、「アルツハイマー型痴呆女性高齢者の利き手の優位性に関する研究」、「在宅障害者の日常生活活動評価に関する研究」等
○精神障害作業療法学分野(前期/後期) [学ぶこと]
乳幼児期から老年期までの長いライフスパンにわたる精神障害系の作業療法について、最新の知見を学び、評価・支援するための方法論を研究します。今までの研究テーマ:「育児困難感を持つ親と乳幼児の注意の共有」、「介入前後の母親の語りによる感覚統合療法の効果の検討」等
○地域作業療法学分野(前期/後期) [学ぶこと]
地域で暮らす全ての障害者の生活障害を評価・支援し、健康増進と障害予防のためにライフスタイル再設計という総合的な視点を学び、方法論を研究します。今までの研究テーマ:「療育支援活動における地域作業療法のあり方に関する研究」、「クライアントの主観による作業の意味の喪失とその回復に関する研究」、「ぬりえを痴呆スクリーニング評価として応用する可能性に関する探索的研究」等
<人間健康科学専攻 放射線科学域 博士前期課程>放射線科学域(前期/後期)放射線学の専門知識と技術の最新の知見を教授することによって、創造的かつ科学的思考に基づいた高度放射線専門職の育成および専門領域における高度な知識、能力を有するのみならず、他領域の研究成果を理解し、それを統合化することによって先端医療技術を開発できる人材の育成を目指します。博士前期課程では保健科学系学部は勿論のこと、理工学系学部・大学院出身者等の入学を視野に入れた統合的カリキュラムを採用しています。
授業は研究の動向の紹介・展望や教員の研究成果に基づいた講義・演習から構成し、絶えず最新の知見を教授するように努めます。また、先行研究を要約し、どのような研究の視点から新たな知見や独創性に到達したかを検討、解説し、各自の洞察力・探求力の育成を図ります。
○放射線診断物理学、放射線治療物理学(前期/後期) [学ぶこと]
撮影技術論の応用に関する知識を教授し、撮影・撮像技術の新たな展開を目的とした研究を行う。また、画像描画に関連するバイオマテリアルやファントム材料あるいは造影剤などの基礎的材料特性について教授する。
放射線治療物理学は,放射線治療に関する医学、物理学、治療計画に関する理論と方法論を教授し、放射線治療の高精度化を目指した放射線治療の研究を行う。以上の博士前期課程に続き博士後期課程ではさらに研鑽を積む。
○核医学物理学・保健物理学(前期/後期) [学ぶこと]
核医学に関する検査技術学、物理学、RI管理学に関する理論と方法論について教授し、核医学画像の定量化を目指した核医学検査技術の研究と環境RIを含めた放射線影響に関する研究を行う。以上の博士前期課程に続き博士後期課程ではさらに研鑽を積む。
○医用画像情報学、医用画像診断学(前期/後期) [学ぶこと]
医療情報学研究の今後の動向を展望し、医用情報学の基礎理論研究のプロセスと各段階における実践能力を養い、医療画像等への導入を図る研究を行う。
医用画像診断学は、医用画像を分析・評価し得る高度専門職業人を育成するために画像解剖学及び病理学的知識をベースにした画像所見解釈法を学習する。加えて画像医学の考え方を基礎とした画像診断の研究を行う。以上の博士前期課程に続き博士後期課程ではさらに研鑽を積む。
○放射線計測学(前期/後期) [学ぶこと]
放射線診療に必要とされる放射線計測学について、物理学的及び数理的観点から最新の理論と方法論を教授し、放射線計測学に関する応用理論、方法論について研究を行う。また、今後の放射線検出器の発展を考える際に必要な知識を得て、その精度や動作特性について評価し改善方法について検討する。以上の博士前期課程に続き博士後期課程ではさらに研鑽を積む。
○医用システム計測学、画像診断システム学(前期/後期) [学ぶこと]
医用システム計測学は、医用システムに用いられる電子計測の理論と方法論について教授し、今後の医用機器等の発展につながる研究を行う。
画像診断システム学は、画像診断領域における医用画像診断機器システムに関して、先端医療画像機器のシステム、性能について教授し、評価、改善方法及び応用について研究を行う。以上の博士前期課程に続き博士後期課程ではさらに研鑽を積む。
<人間健康科学専攻 フロンティアヘルスサイエンス学域 博士前期課程/後期課程>学際的・先端科学的戦略でアプローチ(前期/後期)フロンティアヘルスサイエンス学域は4分野からなり、1)脳機能解析科学分野では、ひとの認知(心の理論や自他識別)、情動(愛や感動)、運動(適応や再組織化)などの脳機能イメージング研究、2)神経再生科学分野では、神経再生医療への応用を目指すES細胞・iPS細胞から神経系細胞への分化誘導、神経系細胞の増殖と分化に対する放射線および化学物質の影響の研究、3)臨床神経科学分野では、神経難病、とくに筋硬直性ジストロフィー1型の病因解明・治療開発に関する細胞・遺伝子レベルの研究や骨格筋ナトリウムチャンネル異常症の臨床病態と遺伝子異常の研究、4)筋肉科学分野では、「構造を保った筋細胞における収縮フィラメント構造・収縮の連関を追及する分子生理学的研究」を行います。
教育・研究を推進するために、他の学域などと有機的な連携を行うほか、連携大学院である東京都医学研究機構などにおける最先端・総合的研究基盤を活用して、学際的・基礎科学的な研究・学問領域の高度な研究者・教育者、広い学識と高度な研究能力を有する実践的専門家を養成します。
○「愛や感動、すべてが脳研究のテーマに!」(前期/後期) [学ぶこと]
脳機能解析科学分野では、最新鋭の3テスラの超高磁場fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いて、ひとのさまざまな脳機能について研究を行っています。相手の心を理解するメカニズム、自分と他者とを識別するメカニズム、母性愛や感動の神経基盤、さまざまな環境に適応するための運動と感覚との統合、身体の重心や化粧の神経基盤など、基礎から臨床、さらには日常場面での諸問題を脳の問題として挑戦的にとらえた脳機能イメージング研究を推進しています。
○「ES細胞を神経系細胞だけに分化させる!」(前期/後期) [学ぶこと]
神経再生科学分野では、難治性神経疾患の細胞移植治療への応用を目標に、ES細胞など多能性幹細胞から神経系細胞への分化の研究を行なっています。すでに、マウス、カニクイザル、ヒトES細胞から神経細胞への一方向的分化誘導、神経幹細胞の調製、そして疾患モデルサルへの移植に成功しました。現在、細胞分化機構の解明、疾患治療に最適な細胞を分化誘導する方法の開発、細胞分化に対する放射線照射や毒物曝露の影響について解析を行っています。
○「細胞・遺伝子から難病の解明を!」(前期/後期) [学ぶこと]
臨床神経科学分野では、東京都難病疾患に指定されているミオトニア症候群(筋強直症)の中の筋強直性ジストロフィー1型 (DM1)及び骨格筋ナトリウムチャネル異常症の臨床病態と遺伝子異常に関する研究を推進し、病因解明・治療開発に関する細胞・遺伝子レベルの研究を名古屋大学大学院 医学系研究科 神経遺伝情報学 大野欽司教授並びに大阪大学神経内科学教室 高橋正紀先生と共同で行っています。
○「マクロな筋肉をナノでみよう!」(前期/後期) [学ぶこと]
筋肉科学分野では、臓器の「うごき」の本体である筋肉組織の収縮・弛緩メカニズム解明を目指して、様々な臓器・組織の「うごき」のメカニズムを、「生きたまま」の状態でしかも分子レベルで捉えます。具体的には蛍光観察やX線回折等の最新の手法を駆使した生理学的研究を行います。そして、構造を保った臓器・組織における収縮・弛緩関連分子の「はたらき」「うごき」の本質を詳らかにし、謎に満ちた筋肉の生理・病理を明らかにしたいと考えています。
<人間健康科学専攻 ヘルスプロモーションサイエンス学域 博士前期課程/後期課程>運動と栄養の学際応用領域(前期/後期)人間の精神と身体に関する学際応用領域です。適応科学、行動科学、栄養・食品科学の3分野からなり、学際的・融合的諸課題に対して基礎から応用科学まで探求します。人間と健康に関する幅広い学識を身につけ、高度な課題解決能力及び研究能力をもつ実践専門家の育成を行っています。
本研究科の他の5学域だけでなく、本学大学院の理工学研究科などの他の研究科や東京都医学研究機構の諸研究所とも連携し、新たな健康科学の創造で活力ある長寿社会の構築をめざします。
また、オープンユニバーシティなども活用し、社会人の問題意識と双方向性の大学院教育の積極的な推進と、社会人の主体的な学習やキャリア開発にも貢献します。
博士前期課程では修士(健康科学)の学位を取得することができます。
○適応科学、行動科学、栄養・食品科学の3つの分野が融合(前期) [学ぶこと]
超高齢化社会、大都市における健康の維持・増進のためには、身体活動、栄養・食品、そして心のバランスを保つことが極めて重要であり、これを実現するために分子・遺伝子・細胞のレベルから人への応用までを扱う融合広領域的研究の成果が求められています。適応科学、行動科学、栄養・食品科学の分野が融合して、「未病の領域における健康科学・健康増進」に関する教育・研究を推進します。
○身体の適応現象とその機序を総合的に解明(前期/後期) [学ぶこと]
環境刺激及び運動刺激に対する身体適応に関し、細胞、組織、あるいは中枢神経系を扱うミクロなレベルから、器官や身体の構成あるいはからだ全体としての運動を取り扱うマクロなレベルまで、多様なアプローチにより身体の適応現象とその機序を総合的に取り扱い、人間と健康に関する科学を幅広く研究しています。
○多様なアプローチで運動行動とその機序を探求(前期/後期) [学ぶこと]
思考し行動する人間の運動のしくみや行動に関し、神経生理学のミクロなレベルから、認知情報処理、心理・意識・文化などマクロなレベルまで、多様なアプローチにより人間の運動行動とその機序を総合的に取り扱い、人間と健康に関する科学を幅広く研究しています。
○分子・遺伝子から食品、人までをつなげて究明(前期/後期) [学ぶこと]
生体における栄養素・機能性成分の動態に関して、食品中の存在形態や共存物質、生体の栄養状態やライフステージの影響など、健康との関わりを視点に究明します。栄養素・機能成分の作用及びその生体反応を分子・遺伝子レベルで扱い、食品成分による免疫賦活や疾病予防に関する生理的機能及びその機序を総合的に解析し、研究成果の健康維持・増進への還元を含めて幅広く研究しています。
○育成する人材(前期/後期) [学ぶこと]
運動・栄養科学を基盤とする人間と健康に関する専門的洞察力を備えた実践的専門家、予防医科学の知識に卓越した運動・栄養・健康関連の指導者を育成します。また、総合的な知見とその情報を社会に発信・受容できる指導力を持った地域社会のリーダー、現代の学校や地域社会が直面している諸課題に積極的に取り組む指導的人材を育成します。